異性スキルライセンス 熟年ラブ 大人の恋 アラフィフ・アラカンブログ

日常のさまざまを発信しています。大人の恋も…ブログで綴りべんきょうしています。

彼女とさよならした その8 結婚と恋愛は全く異質なもの

別れた後に気づいたことは、
恋愛って、うまく言葉に表現できないけれど、
しんどいときもあるけれど
こんなに喜怒哀楽が表現できる営みは
他にはないなーということ。
だから恋は人間味ある行い、
生き生きと輝いていた。
生きているすばらしさを実感できた。
そして、
こんなに自分を見つめることも
他にはないということだ。



僕は妻との関係において
恋愛らしい恋愛は
してこなかった。


ふり返ると、
妻とは好きで好きで、
恋して一緒になりたいから
結婚したわけではない。


もう、勢いみたいなところがあったなー。
正直、あんまり考えていなかった。
一生この人と添い遂げたいという
情熱も意識もなかった。


母が早く亡くなり、
親戚やまわりにせっつかされ、
何となく一緒になってしまった、
というのはちょっと言い過ぎだけれど、
向こうのご両親がとてもいい人だったし、
美人で好みのタイプではなかったけれど、
妻としても良さそうだし、
家庭を守ってくれそうだったから…。


すぐに子どもが出来て
父親になり、子ども中心の生活になった。
家族の大黒柱として、一家の主として
ずっと過ごしてきた。


それは嫌じゃなかったけれど、
子どもはかわいいから、
家族としての幸せを感じていた。


また、それが一番いい、それが幸せのかたち、
その時はそう思った。
その通りだと思う。


夫婦は男と女ということでいえば、
満足する関係ではなかったと思う。


だから、僕は恋心を抱いたのは
高校生の時の
初恋以外は知らない。


結婚生活はいちゃいちゃするような、
あの時はラブラブだった、
なんて記憶にない。


ふり返ると、50代の中年期の恋愛は
ほんとうの恋愛のように思えた。


子どもも自立し、仕事も離れ
地位や名誉、何の肩書もなくなった
一個人の男になったからかな。


仮面を取ると、
ほんとうの自分が分かったというか。


自分の中にあった
燃えるような感情や情動に気づいた。
             
不思議で面白いのは、
好きではない人と結婚し、
好きな人とは別れた、

といった選択をしている。


ふつうは好きになって恋をし、
そして結婚するというプロセスを踏む。
相反した矛盾、
これって、どういうこと…?
自分でもよくわからない。


まさに、結婚と恋愛は全く異質なものとしか言いようがないよね。