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認知症の彼女と結婚した男… 感動 愛情を見つけた

親が認知症でくたくたになり、
介護する方も倒れてしまう。
メディアでよくとり上げられている。


誰も好き好んで認知症になったわけじゃないから、
本人も辛いと思う。


お歳いった親をもつ人なら
身近な問題でもあり、
他人事ではない。


年齢と共に
認知症のリスクは高くなっていく。
度合いは個人差もあり
医学的にもまだまだ解明されていないようだ。


いつ何時発病するかわからない。
若年性もあるしね…。


発病してひどくなったら
その介護しんどさは、経験してみないとわからない。
相当なしんどさを伴う。
24時間休みのない労働みたいなもの。


在宅介護続けることは良いことだと思うけれど、
気を付けないと共倒れになる。


しんどさも過酷を極める。
徘徊などされると、神経が休まらない。
施設を利用することを選択肢から外せないようになる。
介護者が確実に倒れるからね。


認知症になった、
でもすすんで介護していく人もいる。
強い愛情の証だろうなぁと、
感心する。



相手が認知症になっても結婚を決意して
介護していく、
そんな感動的なドキュメンタリーがあった。
もうずいぶん前だけど
NNNドキュメント
「認知症の彼女と結婚した理由」

番組のタイトルだけで、釘付けになった。


認知症の女性と結婚、どういうことかな?


京都に住む芦田豊実さん(66)、
妻の節子さん(64)、


若年性認知症になったのは、
妻の節子さんだった。


二人は16年間、
籍を入れず同性をしていました。
結婚しないのは、夫である芦田豊実さんの意向が強かったようだ。
節子さんはずっと結婚を望んで、
子どももつくりたい、
ふつうの家庭を築きたいと思ってきた。


そのことで、
二人は何度もぶつかったようだ。


豊実さんは結婚から逃げていたという。
本当は背の高い女性が好きで、
節子さんは好みではなかった、
籍を入れなければ、子どもをつくらなければ、
いつでも逃げられるという、
男としてずるいところがあったと…。


自分でもわるい男と言っていた。


そのわるい男が、
節子さんが認知症が発症してから良い男になった。
別れを切り出すと思いきや、
そのようにはならなかったのだ。


その発症をきっかけで
豊実さんは彼女と結婚する。


初めての介護、そんに生やさしいものではない。
仕事ももっている、
両立して生活しなければならない。


家事もできなかった豊実さん、
最初は悪戦苦闘する。


結局介護のために、
あと定年1年を待たずに会社を退職した。


16年間という長きにわたって
共に暮らした節子さんが
どんどん身のまわりのことが出来なくなっていく。
その様子をみて豊実さんに心の変化が起こる。


とても彼女が不憫に思うようになる。


罪滅ぼしじゃないけれど、
一緒に暮らしてきた節子さんに感謝の気持ちを
介護という形で返していこうと思ったのだ。


「結婚」とはなんだろう、
ただ婚姻届を出しているかいないか、
それだけの違い、
紙一つ、たかだが制度上のことなれど、
お互い支え合わなければならない義務みたい
なっちゃっている。


結婚しているからとて、
心まで結ばれているとはならないのに。


心の結びつきは、
結婚していようが
結婚していまいとかは関係ない。
だけど、紙一つの拘束力はものすごくある。


結婚はしていなかったけれど、
長年一緒に暮らしてきた年輪は
やはり心にも刻まれていたんだよね。


同じ男として、すごく共感するんだよね。


芦田豊実さんはこう言う、


介護する相手がいるからこそ、
食事もつくるし、部屋も掃除もするし、
それをすることで、自分の生活が充実する、
それが生き甲斐につながっていると…。


人生の晩年に見つけたもの、
それは思いやり、愛情だった。