「四苦八苦」という言葉がある。

仏教からきた言葉だ。

お釈迦様によると、
人生とは「苦」を背負って生きていく道だと言っているので、
まさに人生は「苦」なんだよね。

四苦は時間的な苦悩で
「生・老・病・死」だそう。

生まれて来たら
苦しみがスタートするのだ。

老いる苦しみ
病気になる苦しみ
死ぬ苦しみ

みんな老いていく。
わたしは今まで一度も病気になったことない、
そんな人見たことない。
この先、老い共に
また病院にお世話になるだろう。

みんな避けて通ることが出来ないものだ。

さらにこの四苦に加えて

愛別離苦（あいべつりく）
愛する人と別れる苦しみ

怨憎会苦（おんぞうえく）
怨み憎む者とこの世で会わなければならない苦しみ

求不得苦（ぐふとっく）
欲しいものが手に入らない苦しみ。

五蘊盛苦（ごうんじょうく）
人間の体や心の欲望が適えられない苦しみ

の四苦を加えたものを八苦と言っている。

さまざまな苦しみがあるものだ。

人によってこの苦が多い
この苦は少ないってあると思う。

いずれにせよ、生きている限り
苦があって当たり前と思えば、
そしてみんな苦があると思えば、
ちょっとでも楽ちんかなー。

まわりが苦なく自分だけ苦があると、
なんて自分は不幸なんだろうと
よけいに落ち込むよね。

自分に苦が降りかかってきたとき、
「わたしだけ、何で…？」
と思うんだよね。

まわりは幸せそうに見えてね。

みんなそれぞれしんどさを抱えているし、
自分よりもっと辛い想いをしている人もいる。

苦しいとき、生きていて苦が当たり前
みんな苦があり、自分だけではない
そう思えば、生きていけるかな。

苦があるから、同じような辛い想いをした人の気持ちも理解できるし…。

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