異性スキルライセンス 熟年ラブ 大人の恋 アラフィフ・アラカンブログ

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貴方!貴方!貴方! 『70年目の恋文』



94歳になる女性、情熱的な恋文


想いはストレート
綴っているときは胸キュン


3年前の西日本新聞の記事から


貴方!貴方!貴方!


何回も呼んでみたいのです。


貴方と呼ぶと貴方と過ごした一年二ヶ月の新婚時代に戻るのです。
貴方のぬくもりが蘇ってきます。


有難う!有難う!


94歳になる女性の恋文、
ストレートな想い、とても情熱的だ。


その人は、福岡の糸島市に暮らす大櫛ツチヱさん、


93歳で迎えた昨年の春、雲を眺めていたら、
突然70年前に戦争で亡くなった夫への想いが湧き上がってきたという。


それから、毎日、日記を書くように
27歳の夫へラブレターを綴っている。


その書き出しは、いつも
「貴方」です。


『70年目の恋文』(悟空出版)として
1冊の本となった。


夫よりはるかに歳をいってしまった
しかし、気持ちは
あの新婚当時の年齢とは…。


夫、仁九郎さんは、
南太平洋の島ニューギニアで戦死している。


病死だということだが、
ニューギニア戦地は、「飢餓の戦地」とたとえられる。


日本軍の補給の輸送船は、アメリカ連合軍によって次々に沈められ、
食料は届かなかった。


戦況が悪化するとますます物資は届かない。


早く故郷に帰って、お腹いっぱい
妻の手料理を食べたかっただろう。


戦地から仁九郎はたくさんの手紙を書いていた。


いつも子どものことを気に掛けていた。
毎日元気にすくすくと成長をしている様子を楽しんでいたようだ。


家族の元に帰りたいという思いが叶えられなくて、
ほんとうに無念だと思う。



戦争ゆえの悲劇、
いつまでも夫を愛し続けるなんて
なんてうつくしい話なんだろうか。