異性スキルライセンス 熟年ラブ 大人の恋 アラフィフ・アラカンブログ

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やりきれない気持ち 大きなお世話だったのか…


やりきれない気持ちにって
こういう感情なのかとか
改めて感じたことがある。


よけいなことをしなければよかった。
親切の気持ちが仇になってしまったのだ。


相手さんにとっては大きなお世話、
なぜそこまでする?


判断ミスだったのか、
これでよかったのか…。



朝、ワンちゃんの散歩は欠かせない。
いつものように散歩に出たら、
家の前の道で女性がいる。
この辺では見かけない人だ。


見ると、
険しい表情、年齢はわからないけれど30過ぎぐらいの華奢な女性だ。
近くに神社があるのだが、そこにいくのだろうと
「おはようございます。」
挨拶だけして通り過ぎた。


振り返ると、
こちらを見ている。
僕に何か聞きたいという
ようなしぐさ、
どうも様子がおかしい。


どうやら道に迷っているようなのだ。
こちらに来て
「駅に行けますか?」
と、たいへん聞き取りにくく、
小さな声で尋ねてきた。



「ここは行き止まりですよ。」
「どこの駅へ行かれるんですか?」


「…」


「どこから来られたのですか?」
「〇〇(最寄りの駅名)…」


「旅行か何かで来られたのですか?」
「どこへ行かれたいのですか?」


「歩きたいので…」


話がかみ合わない。


まだ朝の7時、
〇〇市から始発に乗って
ここ〇〇駅で下車したようなのだ。



彼女は
ポツポツ途切れ途切れに話をする。
会話がスムーズにいかないのです。


コミュニケーションがうまくとれない。



言葉を発するのことが苦手なのか、
言いにくいのか、
やや不自由な感じに見受けられた。



次の駅に行きたいのでというので、


「結構歩きだと遠いですよ」
「道は国道ですが狭く、歩くには危ないですよ」


ていねいにゆっくりと言い、
わかりやすいところまで
道案内をしてあげた。



送ってはみたものの、
不安そうで、歩き方もゆっくりで、
心配になり、自転車でワンちゃんを
前カゴに乗せ追いかけ、
見に行った。


歩いていたので、声を掛け


「車で駅まで送るのでここで待ってください。
この道は車がビュンビュン通るので、
危ないからあなたを送ります。」


と残して、
また自転車で家に引き返し、
今度は車で追いかけました。



ご近所のNさんに相談し、
一緒に行ってもらいました。


彼女はそこに居ず、
先へ歩いていました。



見つけて、
危ないからということで、車に乗せ、
そのまま駅に送りとどけるつもりだった。


しかし、彼女の様子や
帰りの事故や事件に巻き込まれたらと不安が過ぎり、


Nさんのアドバイスで
彼女の身の安全確保のため
駅近くの駐在所に相談した。



おまわりさんから、
いろいろ聞かれても
住所は言いたくないのか、
口をつぐんだまま。


本人から聞いた電話も繋がらず
親(保護者)とも連絡できない。


本人は自分で駅から帰れると訴えてきたが、
お金もわずかしかもってなかった。


結局警察の方でちゃんと
保護者と連絡確認して帰すことになった。


警察としては当然のことなんだろうが、
おまわりさんの尋ねかた等が、
彼女にとってはちょっと高圧的だったかもしれない。


いろいろ聞かれるものだから
まるで強く尋問されたように
彼女にとってはきつく受け取ったのだろうな、
途中で急に大きな声を出し、
パニックを起こしてしまった。


その様子をみて、なんだかかわいそうになった。


そのまま駅に送り届けるだけで
良かったのではなかったんだろうか、


彼女の身の安全を考えたことが、
実は自分本位の善意の押し売りで、
いやな思いをさせ、迷惑だったのではないだろうかと。


結局パトカーに乗せられ警察署に
一時預かりということで手配してくれることになった。
彼女の身の安全は
とりあえず確保できた。


しかし、自分の意志に反して、
安全のためと保護される、


女性はひとりでとぼとぼ歩いていたら危険、
よからぬ人間がいる、
危険がいっぱいの世の中だ。


たしかにその通りなんだろう、
しかし、もう大人の年齢だ。


自由に旅をし、
散策して楽しんでいたのに
結果として警察に保護されるようになってしまった。


偏見の目で見た僕が
よくなかったのか。


僕の起こした行動が
彼女を拘束してしまった。


ひとりで自由に旅が出来なくなってしまった。
行く先々、安全のために
見つかったら保護されるのだ。


精神的な病を患っているような人、
少しでもそんな障害をもっている人も、
自分の意志に反して
子どもじゃないのにきっと保護されるのかな。


親切心が仇になったのでは…、
これでよかったのかな…、


彼女にとっては生き辛い世の中なんだろうなー。


そんなことを考え、
帰ってからしんどくなり、
なぜかやりきれない気持ちになった。


世話をやくは、
大きなお世話になりかねない。


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