いろいろな言葉が生まれるものだ。
「リアコ」って初めて聞いた。
「リアコ女子」なんて言う。

タレントや俳優、お気に入りの歌手アーティストに
リアルに恋をしてしまっている人たちという意味。

アニメやゲームのキャラクターにも恋をするんだという。

人間ではないのに…、
この世にいない
人間が作り出した空想のキャラにでも…。
リアにね。

恋をしている感覚なのだ。
ゲームやアニメ好きの人には少なからず
いるのかもしれない。

「リアコ」は恋した人のことにいつもアンテナを働かせ、
なんでも知りたい、
ツイッターならちょっとしたつぶやきでも
いいね！
一言一句、プライベートな行動でも
何でも知りたい、
ちょっとでも近づきたいと願っている。

しかし、
考えたらやっぱりリアな恋とは違う。
アーティストにとっては、一フアンだけなのだ。
たくさんいる中の一人という認識。

一昔前なら手に届かない憧れの人、
人気があればあるほど
遠い存在なんだよね。

付き合えるわけがないと、
線引きできない人なのだ。

遠い存在だし、
叶わない恋をしているという認識が薄いのだろうか…。

びっくりしたことだけど、
異性同性関係ない。
好きになった人なら同性で好きなのだ。
トランスジェンダーでもない人が…

恋しい気持ちは半端じゃない。
どんな遠いところでも、
コンサートやライブ会場に足を運ぶ。

ふつうのフアンなら、
たとえば今度のコンサート、ライブを観て楽しむ。
アーティストととの一体感を感じ、満足する。

そして、終わったら
また現実に戻っていく。
また今度…、楽しみにして待つ。

非現実の世界を楽しむということで終わる。

ちゃんと切り替えをしているのだ。

だから、お相手と一緒になりたいとか、
結婚とか考えないのがふつうだ。
しかし、「リアコ」はリアな恋だから
非現実と考えていない。

今アイドルのような握手会とか
いろいろと企画されている。
フアンとの交流が盛んだから
フアンとの距離が
近くなっているのもあるんじゃないかなー
と思う。

SNS情報でプライバシーにも踏み込んでいる。

だから、リアコも増えているし、
ストーカーみたいになる人もいる。

いろいろと事件になるようなことを起こす
輩もいる。

考えたら、
リアコは辛い恋をしているのは間違いない。
苦しい恋、叶わない恋をね…。

手に届かない人に恋したためにね。

既婚者に恋した婚外恋愛に
似ているところもあるんじゃないのかな、
なんて思ったね。

婚外に恋する乙女たちみたいな…。

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