異性スキルライセンス 熟年ラブ 大人の恋 アラフィフ・アラカンブログ

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「お願い強く抱きしめて」 認知症患者の叫び


HBC北海道放送が制作した
「お願い強く抱きしめて 若年性認知症の妻と生きた日」
TBSがBSで再放送されていた。


52歳で若年性アルツハイマー型認知症を発病した妻、
15年間の闘病と介護の記録だ。


夫、伊藤たておさんは妻霞(かすみ)さんを献身的に介護する。
最後を自宅で看取るまでそばに付いていた。


15年間は長い、
人格まて変わっていくんじゃないかと思える認知症、
しかし、
「何も分からなくなっているのではない」
とたておさんは言う。


妻への接し方も変わっていくのだ。


そして、妻が何を求めているのかをわかっていく。


タイトルにあるように、
「お願い強く抱きしめて」
は彼女の心からの叫びだった。


60歳も過ぎて、こんな言葉は
恥ずかしくて、
思っていても日本人なら封印されているはずだ。
しかし認知症を患い、
その想いがストレートに伝えることができてしまうのだ。


彼女が夫に求めるハグは、
心の安らぎだった。

それがわかったのだ。


認知症は感情の起伏が激しいと言われている。
ニコニコしているときがあったり、
急に怒り出したりする、


小さい子どものように
「今泣いた烏がもう笑う」
じゃないけど、
さっきまで泣いていた子どもが、
すぐ機嫌を直して笑う。
感情がとかく変わりやすいのが認知症だ。



しかし、しっかり抱きしめてあげるって
とても大事なことだと思った。


妻から伝えてもらわなければ、
言葉だけの接し方だったに違いない。


ドラえもんの声でお馴染みだった声優・大山のぶ代さんも認知症になった。
同じように夫の砂川啓介さんにハグを求めていた。


「おやすみなさい、啓介さん」
そして笑顔で両手を大きく広げて求めるのぶ代さんに
ギュッと抱きしめてあげるのが、毎晩の日課だ。


まるで娘の姿になったように思うのだそうだ。



手をつなぐ、ハグをするなど、
スキンシップをとるのは
日本人ならば苦手な行動、
とくに年齢をいくごとに、中高年ならなおさら。


しかし、子どもの頃、恋人時代はそうでなかったはず。


心の安定にはぜったい必要なのだ。
認知患者はそれをわたしたちに教えてくれた。




彼女は僕んちへ来たとき、開口一番ハグを求める。
僕がお昼の準備して、たまに忘れたときがあって、
そうすると、おこったような顔になり、


ぼく「ごめんごめん、忘れていた」
彼女「もうー!」


ぎゅーっとしてあげる。
彼女は大柄だから、
僕は大きく見せるため、背伸びして腕を思い切り広げる。
その中に入ってくる。


彼女は体重があるので、
もたれてくると、バランスを失うときがある。(^^♪
がんばってふんばっている僕は、
やさしく包み込んであげる。


それがすごく心地がいいみたいなのだ。



オリジナル格言
ハグさえすれば言葉は無用
すべて許される