異性スキルライセンス 熟年ラブ 大人の恋 アラフィフ・アラカンブログ

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彼女とさよならした その5 別れた後…

僕たちの別れは、
まるで映画やドラマになってしまった。
切ない余韻を残してのTHE ENDだ。


映画やドラマだと、
観ているときは感情移入しているけれど、
観終わったら、
「あー、切ない最後だったなー」
なんてよそ事で終わる。


だけど、当事者になると
「何カッコつけているの?」
「これでいいの?」
「こんなことで終わる?…」
「齢を考えなさい、最後の恋になるんだよ」
「ほんと、終わりになるよ?」
なんて、
ささやきがどこかから
聞こえてきたかのようだった。



結局最後は、
言葉でお互い言いたいことも言えず
さよならした。


もう後ろは振り向かないということ、
それは自分の中にあったからね。



その理由の一番は
相手の負担になりたくないということだろうか。
来てほしい、逢いたいオーラが
彼女には、しんどいと思ったことなんだよね。


来てくれたときは嬉しいんだけれど、
子どもや家のことが心配で
早く帰るような素振りをちょっとでもすると、
僕は敏感だから、
「すぐ帰った方がいい」
とこちらから切り出す。


僕のために時間を
つくって逢いにきてくれるけれど、
それが彼女の負担になっていないのか、
こういう気持ちが大きくなると、
やっぱり、
さよならしなければという
気持ちになってきたというのが、
正直なところ。


中々来なくなったのは、
そういうところもあるんだろう。


僕自身の性格もあるけれど、
相手を想うばかり、
過剰に気を遣っていた自分があったと思う。


僕は会いたい時に
会えない辛さの耐性も
付けなければと思ったね。


彼女には、僕という存在が
重荷になっているんじゃないか、
そういうことが、頻繁に過るようになった。
まして、こういう関係だからね。


それが、さよならを決断したんだと思う。


忙しくて時間がないから会えないと
口には出さないが、何となくわかるんだよね。
嬉しさと同時に心苦しさを感じてしまった。
だから、好きでもさよならする。


独身同士だったら、
また違った展開になることだろうと思う。


そういう切なさを抱えた恋愛は
よけいに、さよならしないと…
と思ってしまう。


お互い好きなのに別れるは
おかしい、


けれど…


好きだからこそ別れる
これも選択のひとつ、


自分でどのように納得させるべきか、
混沌としているところ。


だけど、それは運命ととらえる。
それしか、納得する術はないのかなー。



♪ 季節は変わるのに
  心だけ立ち止まったまま…



M - PRINCESS PRINCESS(フル)