潮時という言葉がある。
「あ～、今が潮時かなー」
そんなつぶやきは、つらい想いが伝わってくる。
恋人同士なら
「終わりにしよう」
「さよならしよう」
となる。

「今が退くタイミング」
ネガティブな心情になり、マイナスの意味合いが強い。

だけど、ほんとうは、
「今が潮時だ！」
今がチャンスだということが
本来の意味だ。

潮時（しおどき）とは、
漁師さんが潮を見て判断する時、
その時が魚が獲れる最良のタイミングだということ。

釣り好きな人も良く知っている。
潮を見て、段取りをするんだよね。
潮の状況つかむと、
よく釣れる。

止めるんじゃなくて、
これから動こうとするポジティブな行動、
それが「潮時」、
チャンスということになる。

別れようか思案しているとき、
いつか別れなければと思っているとき、
やっぱり引き際、
つまり潮時がある。

それはいつ何だろう？
今かなー、なんて迷っていたら、
自分で踏み絵みたいなものをつくる。

「ここまでやって、それで振り向いてもらえなかったら諦める」
と潮時のリミットを決めてしまう。

たとえば、
LINEして既読スルー、
もう一度して、24時間また同じ既読スルーされたら、
潮時だとか…。

なるべく無理でないよう逢うことをお願いをする。
それでも逢ってくれなかったら潮時…。

何日以上逢えないときは潮時…。

わたしのこのささやかな願いを言って、
聞いてくれなかったら潮時…

自分で決めて、潮時とする。

決めて行動したことは、
絶対に変えないことだ。
引き止められても、
甘い言葉を掛けられても
きっと、その時だけお相手は気遣いして
応じてくれるけれど…。

決めた意志貫く。

ころころと変えるから、本来の「潮時」じゃなくなる。

だからずるずると、またその時は元のさやに戻るけど、
また繰り返す。

未練を残さないためにもね。

いつか潮時を考えないとね。

潮時は絶好のチャンスなんだから…

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