匂いをビン詰め、愛した人を思い出すのは女々しい?
人間は視覚優位な動物、
ニオイには鈍感なようだ。
他の動物は圧倒的にニオイに敏感、
おしっこをでニオイをつけて縄張りを主張したりする。
嗅ぎ分ける能力はすごい。
犬の臭覚なんかは人間の100万倍もあると言われている。
またニオイを嗅ぐことがとても好き。
うちの愛犬も本能だろうな。
散歩の時は景色などはどうでもいい、
ニオイを嗅ぐのが楽しみな様子だ。
反して人間は鈍感だ。
トイレなど臭いところに入っても、
最初だけで、すぐになれてしまう。
人間の臭覚ってすぐに麻痺する。
でも、ニオイ(匂い)は記憶にちゃんと留まっているようだ。
この匂いはどこそこへいったもの、
この匂いは亡くなった田舎のおじいちゃんおばあちゃんを思い出す。
この匂いは彼女の匂いだとか、
匂いとイメージが一体化しているように
子どものときの匂いもちゃんと覚えている。
考えると、よき思い出の記憶ということに関しては
最も強い感覚のように思う。
なんでも、
フランスの香水の会社が
開発したもので、
死別した愛する人をいつまでも身近に感じたい
という願いをかなえる
香水があるんだとか。
その人の匂いを瓶に詰めて香水にする。
その匂いで幸せだった時を回想して
楽しむのだろう。
僕ならよけいに悲しくなるように思うけど…
香りを忘れず、
愛したことを思う男は女々しいかもしれない。
みなさんのお相手は匂いがありますか?
GLAYの歌で「逢いたい気持ち」という曲がある。
♪
忘れたはずなのに街角よく似てる
あなたの香りに思いが揺れる
罪深き月に照らされた今宵など
どうか女々しさを許して欲しい Sorry my love
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